マンマクリエイティブの外と内

飲食業で10年以上のキャリアを重ねた後、マンマクリエイティブに入社したふたり。 何を求め、何を得ることができたのでしょう。

山猫バル | ホール長

竹内 素久等

Sokura Takeuchi

1979 年生まれ、札幌市出身。スターバックスコーヒージャパンの銀座松屋店、札幌パルコ店で計 15 年勤務した後、ススキノの飲食店勤務を経て、2017 年に入社。

Ouchi | リーダー

古田 未生

Mio Furuta

1982年生まれ、釧路市出身。専門学校を卒業後、フラワーショップに就職。その後、カフェへの憧れから飲食店に転職。花の世界に一旦戻るも、2021年に入社。

大学時代の
バイトから計算すると15年
(竹内)

古田

素久等さんは、スタバが長かったんですよね。

竹内

大学時代のバイトから計算すると、15年。長いよねぇ(笑)。最初に働いた店は、やっぱ、ここでしょうということで、日本での1号店・銀座松屋店。で、卒業後もスタバで働こうと思って、新卒の採用試験を受けたんだけど、三次試験で落ちて。東京に 4年間いて、東京はもうおなかいっぱいだったから、銀座松屋店の店長に札幌のスタバで働きたいと頼んで、卒業後は札幌パルコ店でバイトからスタート。翌年、社員登用制度を使って正社員になった。とうことで、計15年。

古田

私は、札幌の専門学校でフラワーデザインを学んで、卒業後、花屋さんで働きました。でも、違う仕事もしたくなって、飲食の中でもとくにカフェへの憧れがあったので、札幌市内で複数の業態を展開しているカフェ系飲食店に転職し、そこに10年いました。

竹内

カフェへの憧れというのは?

古田

私が高校までいた頃の阿寒町にはカフェがなくて、それで憧れていたというか(笑)。

竹内

わかる。僕もファッション性や若者にひっかかる感性にひかれて、スタバで働きたいと思ったもん。

希望をどこまで
聞いてもらえるかも大きい
(古田)

竹内

ひとつの場所でキャリアをじっくり積み上げたからこそ、わかることってあるじゃない?それでも、その職場を辞めるには、それなりの理由もあるよね。

古田

お店のやり方に疑問を感じたり、人間関係とか。

竹内

お店のやり方が「なんか違う」と思っちゃうと、考えるよね。僕はスタバでマネージャーまでやったけど、コーヒー以外のことをやってみたくなってススキノの有名飲食店に転職したんだ。その世界では 1 年生だし、その店には知りたいことがたくさんあった。だけど、お客さんと酒を酌み交わしながらの営業スタイルを見て、これは自分がやりたいことじゃないなと。

古田

希望がどこまで聞いてもらえるかも大きくないですか。前の会社は上司に恵まれたので、やりたいことはやらせてくれた。でも、二社目はそうではなかった。あと、待遇も気になる年齢になると、お給料は関係ないとか、正社員になれなくてもいいとは思えなくて。

竹内

健康保険や厚生年金は大丈夫なのかなとかね。働いている人が安心できる環境か、考えるよ。

古田

飲食業界も働き方が改善されてきてるので、次は産休、育休をどうするかでしょうね。

覚えることが
たくさんあって楽しい
(古田)

竹内

僕はススキノの店を辞めた後にけがをして、リハビリ漬けの1年を過ごした後、「山猫バル」で社会復帰したのが 2017 年。「山猫バル」の雰囲気がスタバに似ていて、店全体が自由な空気だったから、ここで働きたいと当時のホール長に直談判したんだよね。

古田

直談判、素久等さんらしい(笑)。私は求人誌を見て会社を調べ、良さそうだなと思って応募しました。最初は「山猫バル」に籍を置いて「Ouchi」と掛け持ちだったけど、いまは「Ouchi」一本。覚えることがたくさんあって、とくにスパイスを勉強している時間が楽しいかな。マンスリーのカレーを出してみたいとか、カレーのケータリングもやってみたいとか、いろんなことを考えてます。素久等さんはどうですか。

竹内

スタッフのモチベーションやポテンシャルを上げながら、一日一日を 5、6 人のスタッフと一緒に作る、そんな気持ちでやってるかな。営業中は、「山猫バル」は料理が主役の店だから、キッチンの気持ちをお客さんに伝えるのが自分の役割という姿勢で。店長と意見を交換しながら、店の方針を出していくやり方も性に合ってると思う。

「山猫バルの素久等さん」に
なりたい
(佐々木)

古田

そういえば、素久等さんは「mountainman」の立ち上げにも関わってませんでした?

竹内

加わらせてもらいました。ただ、僕の気持ちは「山猫バル」が実家という感覚で、「山猫バルの素久等さん」になりたいの。店に来たら僕がいるみたいな。

古田

あの人に会いに行く店、という感じかなぁ。いいと思う。お店でイベントもやったことありますよね?

竹内

古着、コスメ、ネイルなどのポップアップストア9店を集めた「山猫 HOLIDAY MARKET」というイベントをね。蚤の市×音楽というコンセプトで、DJも入れてさ。思っていた以上に盛況で感激したなぁ。

古田

素久等さんの人脈が生きたイベント?

竹内

自分が体験してきた素敵なことを店に持ち込むことを理解してくれた。そこがマンマの良いところ。

古田

やりがいや楽しいことをみつけるために仕事に行く。そして毎日笑っている。そういうのがいいな。

竹内

大丈夫だよ。そうなってるじゃない(笑)。

「山猫 HOLIDAY MARKET」の開催に向けて、オーナーが制作したDJブース用のバナー